拘りのあるものだから頼みたい物

【拘りのあるものだから頼みたい物】
　
　

　
おはようございます。
　
　

　
先週納品してきた旧箪笥や机を入れた新築のお宅。

まだまだ御施主さんの拘りは詰まっていまして。
　
　

　
引き渡し間際のギリギリで、

お客さんの方から表札の彫刻依頼。

レーザー彫刻だけど

単純にフォントを選ぶのではなくて

「書道教室をされていたお母さんの直筆で作りたい」

との御所望。
　
　

　
　
わぁー

参った！時間がない！
　
　

　
ひとまずお母さんの直筆をデータ化しなくちゃいけないんですが

やはり書いたものが無いと取り込みも出来ないし、

御実家のお母さんに画像で送ってもらうのも難しそう。
　
　

　
まずはプリントアウトできるように原寸大の型紙の様な物を

お母さんへ送って頂きまして

そこへ字を書き込んでもらい、速達で送り返していただく。
　
　

　
夕方に届いた速達の原稿からスキャンして、

アウトラインを取ってデータ化。

　

　　
お客さんのご要望は

「引き渡し時のセレモニー的に玄関に掛けたい」

という事で、

なんとか引き渡しの2日前に

オイル塗りたてで納品出来ました。
　
　

　
　
レトロな外灯の下に

とても良く似合う欅の表札になりましたね。
　
　

　
　
物をデザイン的に選ぶだけでなくて、

欲しい人と作る人で一緒に考えながら作るモノ。
　
　
　

最近の住宅屋さんなんかはそう言うのが多くて

関わることで色々勉強させてもらったり、

お客さんの要望の中にもそう言うモノが沢山あり

自分がやってる仕事のヒントは

お客さんから頂いた物だったりもしますが、

こういう案件を重ねてくたびに

自分の抽斗が増えて行く感じもあり

大変だけれど面白い。
　
　
　

　
そこらに売ってる物に似たものがあるなら、

それを買っていただくのが一番リーズナブル。
　
　
　
そこらに売ってない、その辺に無い物だからこそ

一から考えて造らねばならず

面倒だけど自分の存在意義を感じられる仕事。
　
　
　
　
そして渡した時に喜んでもらえたことを確認できて

初めて仕事として成立！

って感じでしょうかね。

　
　
ありがとうございました。

楽しい仕事でした。
　
　

　
さて、

本日は久々一日工場で仕事ができるかな？

と、予定確認しますと

午後に一件現調と、

もしかするとそのまま作業な現場一件か。
　

　　
詰まりに詰まって、お仕事溜まってますから

ここからまた次の段取りへと進めて参りましょう。
　
　

　
それでは今日も

それぞれの一日を頑張ろうZ！