WOOD LION Infomation
気になる木 割れませんか?曲がりませんか?
 
                        【気になる木 割れませんか?曲がりませんか?】
 
 
 
おはようございます。
 
 
 
寒い朝です。
外はマイナス二桁いってるかな?
工場内でマイナス6℃。
 
 
 
 
工場の中が暖まるには
まだまだ時間がかかるんですが、
優秀なレジン注型室はしっかり20℃をキープ。
 
 
 
写真は板矧ぎ前の欅と桜で、
欅の穴とヒビをレジンで埋めています。
 
 
 
 
レジンを入れたのでレジン室?
 
 
 
違います。
 
 
温度も湿度もコントロールされたレジン室で
板矧ぎ前に欅の含水率のコントロール。
 
 
 
 
最近の高気密・高断熱の家で
エアコン一台で冷暖房OKのお部屋は
省エネで快適・過ごしやすい家なんですが
無垢の一枚板や家具にとっては過酷な条件です。
 
 
 
 
無垢や一枚板を選んでくださるお客さんが
必ず質問してくることとして
「曲がりませんか? 割れませんか?」
 
 
 
 
無垢板を仕上げてから、
Wood Lion®には5年くらいは置いてますが
狂いも割れもありません。
 
 
 
しかし、
お客さんの所へ行ったら
その家の環境に合わせて木は動きます。
 
 
 
割れもするし、曲がりもします。
その家に馴染んだところで動きは止まる。
 
 
 
 
だから、
今回は、粗木取りの段階で
湿度計測不可能!?な位乾燥しているレジン室で
人工乾燥をかけています。
 
 
 
常に湿度は20%以下ですから、
ココでしばらく乾燥させてから
板矧ぎの木口加工をしてジョイントしていきます。
 
 
 
 
出来るだけお客さんの所で
トラブルが起きない様に工夫ですね。
 
 
 
それでも動くときは動くし、
それがホンモノの無垢の証。
偽物だったら曲がらないから。
 
 
  
それが木の良い所でもあるし、弱点でもある訳です。
 
 
 
例えば鉄なら。
重みで曲がったら、直さない限り直らないけど
木は自分で曲がっても、環境の変化で
また自分で戻ることもある。
(必ずそうでは無いけど)
 
 
 
 
「曲がりませんか? 割れませんか?」
 
 
って、お客さんに質問されたら
いつもこんな感じに答えるようにしてます。
 
 
 
 
 
でも、保険をかける意味での
言い訳をしているんじゃなくて、
WOOD FACTORでは出来る限り
そうならない工夫や実験も頑張ってます。
 
 
 
 
渡す人の環境が見えている時は、
出来る限り理想のカタチでお渡ししたいと思ってます。
 
 
 
 
さて、
今日は午前は工場製作で、午後から現調&出来たら現場修理。
もしかしたら持ち帰りかな?
ケースバイケースで参ります。
 
 
 
あっという間に週末。
それでは今日もそれぞれの週末を頑張ろうZ!
 
                 
                 
                 
                