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レジンテーブルとWOOD FACTORのレジンテーブル

【レジンテーブルとWOOD FACTORのレジンテーブル】
 
 
 

 
おはようございます。
 
 
 

 
今日は読んでてツマンナイ内容かもしれませんが

「レジンワークは難しいんだ」

と、言う事を知ってもらうためにも

書き残しておきます。
 
 

 
 
 

 
 
昨日は午後からレジンのテスト注型。

全部で5社、7種類のレジンを固めてテストします。
 
 

 
 
まずは全社それぞれの特徴があり、

主剤と硬化剤の配合比が違います(重量比)

 
 
 
この時点で、扱いやすいのは配合比が計算しやすい物。

A材(主剤)B材(硬化剤)C材(硬化促進剤)

とありまして、

殆どの物はAとBの2材の配合で固めるんですが、

今回来てくださったメーカーさんの物は

ABCと三種類の配合。
 
 

 
 
Cの硬化促進剤を使うと

硬化速度をコントロールできると言う意味では

便利な部分もあるかもしれませんが、

基本はゆっくり固める方が良いから

WOOD FACTOR的には材料を作る時に

間違いが少ない2液の混合の方が扱いやすいかな?
 
 

 
 
硬化速度のことだけで言うと、

注型室内の温度と湿度の管理も重要で

それによって硬化が早かったり遅かったりもしますから

固める環境に合わせた配合比が作れるって言う部分では

都合の良い材料かもしれません。
 
 
 
 
ただし、

配合比を変えるとレジン硬化後の性質にも

大きく影響はありそうで、

作業性を重視するよりは

完成後の製品の品質(強度など)と

仕上げのクオリティを出しやすい所で決めたい感じ。
 
 

 
 
 
他メーカーの2液混合タイプは、

単純に一種類だけのメーカーが多いのですが、

今、メインで使っているメーカーの物は

使うシチュエーションに合わせて数種類

特製の違うレジンを出してくれていて、

使い分けで表現の幅を広げたり

作業性に合わせた使い方ができます。
 

 
 
 
ただ、上にも書いた通り

メーカーごとの特性が大きく異なるので、

良い物を作ろうと思うと

使うメーカーを絞って、

トコトンその特性を掴んで行かないと

失敗も多くなるし、

冒険してアチコチ使えないって言うのが現実な感じで。
 
 

 
 
今回は凄く大量のサンプルを頂きましたんで、

こんな面白い試験をしてみることが出来ました。
 
 

 
 
ココまで書いた内容は、

材料を作って流し込むまでのお話。
 
 

 
 
この後は削る時の硬さ、削りやすさ。

磨くときの研磨性の良さ。

磨き上がった後の表面硬度。

磨き上がった後の材料の透明度が気になります。
 
 

 
ともかく全部それぞれの癖があるんだ(^^;
 
 

 
昨日は開発の方ともZoomで繋いでいただいて、

ユーザー目線での辛口批評をさせて頂きました。

 
 
 
 
普段ワタシが作る家具もそうですが、

自分が考える良い仕事と、お客さんにとっての良い仕事

それのズレが埋まると良い品物になる。
 
 

 
 
 
それって、現況から大きく造り変える事じゃなく

ちょっとした工夫で一気にお客様目線の

良い品物に変わったりする。
 
 
 
 
ココを、こうして欲しい。

アレを、こうやって欲しい。

 
 
 
単純な事をいくつか要望したんですが、

対応してくださった画面の向こうの三人が

「う~ん。。」

と、うなりながら大きく頷いてました。
 
 

 
 
引き続き、様々な試験を繰り返して

レジン極めて参りたいと思います。
 
 
 

 
言ってみれば、

レジンテーブルとWOOD FACTORのレジンテーブル

って言う差別化。

頑張ります。
 
 

 
 
 
雨の週末になりそうですが、

今日もそれぞれの一日を頑張ろうZ!