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時節柄の依頼が増える頃

【時節柄の依頼が増える頃】
 
 
 

  
おはようございます。
 
 
 

処暑

厳しい暑さも落ち着いてくる頃。

って事なんですが、

今日を境にお天気下り坂。
 
 
 
 
また、処暑を過ぎた頃から台風の襲来が増えるそうで

そちらも気になるところであります。
 
 

  
ただ、

今日は天気はイマイチですが

予想気温は中々で、蒸し暑い一日になるのかな?
 
 
 

  
さて、そんな時節柄

写真は大慌てで預かった神楽の太鼓やぐら台。

お隣村からです。
 
 

  
ビフォーの写真を撮っておけば良かったんですが、

もうバラバラのボロボロになっていて

相談に来てくれたのが日曜日。
 
 
 
稽古始めは昨日の月曜日って事で、

なんとか間に合わせでガッチリ組直し。
 
 

 
 
この時期は駆け込みで、こういう修理とか

又は新しい製作が増えるんですが

ホントの事言うと、もう少し余裕が欲しいかな(^^;
 
 
 
 
 
でも、

この3年くらいは秋祭りの中止が多く

太鼓のバチや、やぐらの修理・製作は少なかったなー
 
 
 

  
地元は元より、近隣の地区や町村からの依頼もあり

各地様々に形状が違って、その形に拘りがあるのが面白い。
 
 

 
 
 
また、分解したりして触ってみると

それを自分らみたいな木工所が造ったのか?

地元の大工さんが造ったのか?

そんなところまで見えてきて、また面白い。
 
 
 

 
 
 
酒に酔った若集たちが、

夜通し熱を入れて叩き続ける道具ですから

どんな使われ方をするのか?

何処にストレスがかかって壊れたのか?

また壊れない様に考えて造る。
 
 
 

 
 
そんなところに職人の悩みだとか拘りがあるんだけど、

数年前に、その事で

とても嫌な思いをしたことがあり
 
 
 

「もう、こんなもん触りたくない!!!」
 

  
って、

祭り道具の依頼が大嫌いだった時期もあった。
 
 

 
 
でも、

知りもしないやつが、知りもしないくせに

好きな事を言ってるだけだから

そんなくだらない事を気にしないで、

引き続き自分なりの良い仕事をすればいいんだ!
 

 
 
 
ようやく最近、そう思えるようになった。
 
 

 
 

 
祭り道具はね、

お金を頂く仕事でもあるんですが

自分なりには神事に使われる道具として

御奉仕の気持ちも込めて

良い仕事になる様に心がけている。
 
 

 
 
 
てか、

自分の仕事は

祭り道具に関わらず
 
 
 
使われる姿を想像して、

どんな風に造ればよいのか?

そこが大事なポイントだと思っております。
 
 
 
 

  
想像してみて。

ここに太鼓が付けられて

若集が待ちに待った秋祭りの再開。
 
仲間たちと、楽しく勇ましく夜通し太鼓をたたく姿。
 
 
 

  
仕事のモチベーション、頂く対価って言うのは

お金だけの物じゃ無いんだ。
 
 

 
 

  
それでは今日も、

それぞれの一日を頑張ろうZ!