WOOD FACTOR NEWS

ウッドファクターニュース

透明感と奥行き

【透明感と奥行き】
 
 

おはようございます。
 
 

 
製作中のリバーテーブルの二層目を注型しました。

 
 
イメージはイタリアの青の洞窟です。

ワタシ自身、

青の洞窟どころかイタリアにすら行ったことが無いので

製作前に青の洞窟の画像や動画、

Googleストリートビューで青の洞窟内に入ってみたり。
 
 

  
悩んで悩んで悩んで、パールは二色使い

洞窟の入り口辺りのエメラルドグリーンに近い青と

洞窟内の濃い青の境目を造るのが難しかった。
 

濃い部分には追いパールして、

深く透明な部分と小舟に揺られた水面の揺らぎを表現。
 
 

 
 
リバーテ―ブを写真で見てる

海や川みたいに表現するのはとても難しくて、

とにかく奥行き感(海や川の深さ)を出すのが難しい。
 

 
 
限られた厚みの中でそれらを表現するんで、

作り手の技術やセンスがとても重要だと思ってる。

のっぺりと透明感の無い物なら誰だって作れる

(そんな簡単じゃないけど)

作業の中でも、

このパールを入れて模様を出していく工程が一番緊張するんだ。

 
 

狙った模様がそのままにとどまってくれる粘度とか

海の潮目や深さの変わるところでの表現とか。
 
 

 
凄く緊張して、慎重にイメージを水槽の中に重ねて行くんですが

会心の出来栄え!

造るたびに前のよりよく出来た!

って自画自賛ですが、掛けた手間が報われた気分になる。
 
 
 
この後、上から染料で更に青に深みをdしていくんですが

パキっと模様のでているパールも、

これでマイルドに落ち着いてくる。
 
 
 
まだまだ二層目ですが

この難所を過ぎると、

気分的には全体の70%は過ぎた気分になる。
 
 

 
引き続き良い物になる様に頑張ります。
 
 

 
さて、

本日もWood Lion®は10:00 OPEN!

来店お待ちしております。

透明感と奥行き1
透明感と奥行き2