WOOD FACTOR NEWS

ウッドファクターニュース

人に喜んでもらえて、初めて仕事です。

【人に喜んでもらえて、初めて仕事です。】
 
 
 
おはようございます。
 
 

 
先日の日曜日に、

現場へ出ようと早朝から積み込みしておりましたら

工場の近くのリンゴ畑の高齢の園主さんが来てくれまして、

あれ?

お茶でも買いに来たのかな?

なんて思ってましたら、
 
 

 
「おい!なおくん!」

「なんか、おらちの おっかーが、タンス直してもらいてーてんだけも。」

「おめ、えすがしそーだけも、やってくらるかえ?」
 
 

 
まぁ、

訳しますと
 
 

おい、直男くん

ウチの家内がタンスの修理をしたいらしいんです。

忙しそうですが、御対応いただけますか?
 

 
 
と、まぁ

こんな感じ。
 
 
 
知らない人が聞くと怒ってるんかとも思う、

こちらの、割と仲の良い人へ向けた方言。
 

 
 

早速、翌日の月曜日に見に行ってきましたら

なんと、婚礼ダンスを大胆にぶった切りで

TV台にリフォームしたいという案件。
 
 

 
他にもダイニングテーブルの処分など頼まれまして、

見ると、古い感じではあるけどまだまだ丈夫で大きな

良い板で作ってある。
 

 
 
そうだ!

そのお宅の裏には

陶芸や焼き物で移住してきた若者が住んでいる。

ワタシの工場へはよく来てくれるんだけど、

割と人見知りな彼。

その彼の作業台に良いじゃん!
 
 
 

 
家具のリフォームの御主人に

裏に住んでる若者とは交流はあるんですか?

と、伺うと
 
 

「赤塩焼きの大将だな?」

「おら、名前しか知らねーんだお」
 
 
 
それなら尚の事繋いでおきたいね。

 
 
まぁ、余計なおせっかいですが

そう言うこと大事だ。
 
 

 
ただ、地域の言葉は乱暴に聞こえる場合もあるから

この人は良い人で、物の言い方も

コチラ独特の物だという事は伝えておかないと、

怒ってるのと勘違いするといけないしね。
 
 
 
無事にテーブル天板は裏に住んでる彼の元へ。

そしてタンスはWOOD FACTORに運ばれ、

大胆リフォームが始まる。
 

 
 
衣装ダンスなので、桐の衣装箱が5段ついてて

それも陶芸の彼にあげて

本体は抽斗残しでぶった切り。

 
 
 
丸ノコで大きめにカットしてから、

様子を見ながら精密に加工していきます。

扉が付いてた都合で、内側に引っ込んでる引き出しを

前に出るように加工して、

空っぽになってしまったところには芯を入れ直して

綺麗に切り直す。
 
 

鍵なんかも新しくつけ直してあげる。
 
 

天板はアカシアの集成材で新規で載せよう。
 
 

 
こういう改造ってのは、

ちょん切るだけなら、上手な人ならそれなりにちょん切るけど

店で売られてるレベルでのリフォームは

やっぱりプロじゃなきゃ無理でしょ。

当たり前ですが、良い物になります。
 
 

 
今回は仕事の内容と言うよりは、

移住の若者と地元を少しだけ繋げられた?

馴染ませられた?

事が良かったのかな~

なんて思いました。
 
 
 
ワタシの仕事が良いのは当たり前の事なんですが

今回はそれにちょっとプラスαで。
 
 

 
さて、

本日も始めましょう。

こればかり触ってる訳でなく、

同時進行でアッチコッチやってますので

今朝はカタチになって来たリビングテーブルの仕上げやら

一昨日預かって来たリビングセットの研磨やら

リバーテーブルの注型一回目やら

黒岩工場長がお休みなんで、どこまで出来るやら。

しかし、

本日の枠に収まるようにやっていく予定です。
 
 
 
それでは今日も

それぞれの一日を頑張ろうZ!

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