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古道具を眺めながら当時に想いを馳せる

【古道具を眺めながら当時に想いを馳せる】
 
 
 

  
おはようございます。
 
 

 
 
12月13日
 
今日は 
 
師走に遺産を考える日

だそうです。
 
 

 
 
遺産と言えば、ウチには時々

古道具の修理依頼とか来るわけですが、

日曜日にまたそんな預かり物。
 
 

 
 
古ぼけた木箱ですが、

「料飲 涼清」

「ントロシ」

 
 

あ、逆から読むのか。

右横書きって言うのは戦前又は戦中までが主流だそうで

お客さんと一緒にこの箱についてスマホから紐解いてみる。
 
 

 
 
 
リボンシトロンは、1909年に

サッポロビールの前身である

大日本麦酒により販売された無色透明の炭酸飲料で、

1915年にリボンシトロンと改名され、

現在まで長く飲み続けられている人気商品です。

(現在販売は、ポッカサッポロ)
 
 

 
 
 
ほー。

リボンシトロンは知ってるぞ!

それにしてもなんだ?

この箱は100年以上も前の物ってかい!?
 
 

 

 
 
こういう時って、

様々な疑問が湧いてくるもんで

木箱自体は旧い箪笥なんかと同じで

木釘が打たれていてどうってことない

昔の作りの木箱なんだけど、
 
 
 

この彫刻?

これって100年前にどうやって?

 
 

 
サンドブラストだったら、

もっと節の所が残ったりするからすぐわかるんだけど

まさか一つ一つ彫刻?
 
 
 
しかし、量産品だろうに

そんな手間のかかることするか?
 
 

 
今ならNCルーター

又は、もっと効率よく

レーザー彫刻?
 
 

 
知ってる人が居たら教えて欲しいよ。
 
 

 
 
そして、

100年前に子供に炭酸飲料を箱買いしてあげれる家。

きっと裕福なお宅に違いない。
 
 
 
そんな思いを巡らせたとき、

頭の中では、お隣町の中山晋平さん作曲の

「コガネムシ」の歌がグルグル。

調べると、

コガネムシは金持ちだ~

の、あの曲も大正15年発表で98年前。
 
 

  
飴屋で水飴買ってきた

子供に水飴なめさせた
 
 

なんて、

当時の感覚を感じさせられる歌詞があるんだけど
 
 

 
 
田舎でコレがある家、

きっと裕福なお宅だったんでしょう。
 
 
 
 

いつも古道具の修理を持ってきてくださる

ウチの常連さんですが、

日曜日はそんな話で盛り上がりました。
 
 

 
 
今回の修理で、

この箱はまた次の世代に受け継がれる感じになるんですが

次回また、誰かがコレを調べてみる頃は

また何十年も先で

その頃また、今とは違った感覚で驚かれたりするのかな?
 
 

 
 
旧いものを眺めるのは楽しいんである。
 

 
 
 
さて、

今日はまた終日工場製作になります。

それでは今日も

それぞれの1日を頑張ろうZ!

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