WOOD FACTOR NEWS
ウッドファクターニュース
旧い箪笥の修理
【旧い箪笥の修理】
おはようございます。
Wood Lion®にずっと展示していた旧箪笥が売れました。
ボロボロだったものを削り直して
外れた木釘なんかを打ち直して塗装して、
「こんな感じに仕上がりますよ!」
って、見本みたいに置いてあった時代箪笥。
修理の目安代金をプライスとして置いてたんですが
「これは売らないの?」
いやいや、欲しい方にはもちろん販売しますとも!
中々優秀な展示サンプルで
このタンスを見て、大勢の方から箪笥の修理依頼や
仕上げ直しの仕事を頂きました。
無くなっちゃうのは淋しいけど、
また展示できるものを見つけてきて
一台修理して並べておかねばね(^^;
早速、納品前の準備で
全部オイル塗装のかけなおしで
塗り直すとまた見違える。
やっぱいいわ!これ。
これらの修理依頼の時って
実は必ずオマケがついてきて、
そこも楽しみな仕事だったりしてます。
依頼を請けてから、タンスのお預かりに行くんですが
その箪笥自体が良い物か悪い物かという以前に
「思い入れがあるから直したい」
って言う前提でお話が来る。
自分が楽しみにしているオマケは、
お客さんの家でお茶を頂きながら
預かる箪笥の思い出や、元の持ち主のお話を聞くこと。
前の持ち主は
お客さんのお母さんだったり
おばあちゃんだったり
はたまた、
移住された方が買った
古民家の土蔵から出てきた箪笥だったり。
棄てちゃう事は簡単なんですが、
ウチで触らせてもらう事で
また永くその箪笥が使われていく感じが好き。
大体、お嫁入りの道具で始まり
その人の人生に寄り添って50~60年活躍して、
箪笥の主が居なくなってから数十年放置。
その後、WFで修理して
また新しい主の元で数十年活躍する。
なんかちょっと良いと思わない?
今はそう言う家具って少ないもの。
さて、
本日も朝一から積み込みで、大物の納品取り付け。
スタッフ全員で長野市の新店舗に向かいます。
工場・お店共に留守になりますがよろしくお願いします。
それでは今日も
それぞれの一日を頑張ろうZ!